ネツァワルコヨトルに行く。その後、テピートからピノ・スアレス方面に南下し、イダルゴのネットカフェによってから、レボルシオンのRのエスキーテス屋によって帰ってくる。
泣きそうな日。
日本は桜が咲いて、来週は満開になるとメールが入った。ハカランダが散り始めたメキシコにて、春の終わりを告げられる。
結局のところ、シロウにも会えなかったし、出来ないことばかりを目の前に積まれて…足がすくんでいる。
買われていく売春婦を眺め、春を鬻ぐことを当たり前として、鬻ぐことすら出来なくなった死者たちにさよならもいえず、私は何をしているのだろう。
笑って、いなければならない。
少なくとも路上では、つよく。路上では、日のあたる場所では、明るく。月の明かりの下では暗闇の怖さを吹き飛ばすほどの笑顔を。笑っていれば、幸せが来る。何かが変わる。
死なないで欲しい。生きて、生き延びて、誰かと共に笑っていて欲しい。
子どもたちが、愛し、愛されるなかで生きていけたら、私はどれほども幸せだろう。