歯抜けのデータではあるが、政府統計として公式に発表されているストリート・チルドレン数を集め、ストリート・チルドレン数の推移を表にまとめた。ざっくりとしたものを以前作っていたのだが、修論提出期限も迫り、まじめに表を作り直して、データの読み直しをしていた。
いくとか面白いことがわかり、改めて統計データの面白みを実感した。その1つは、若干のずれはあるものの、ストリート・チルドレン数を調整したところ、これまで3万人というNGOの見解と1万人という政府の見解との間にぶれがないことがわかった。
というのは、ストリート・チルドレンの分類情の問題なのだが、政府が「child「children of the street」を対象としているのに、NGOは「children on the street」と「child「children of the street」とをあわせたものを推計値として出しているのだ。政府統計に7分の3をかけて調整すると、NGOの推計値と大差がなくなる。
面白いものだなぁと思って、ちょっと論文を書く作業が楽しかった1日です。