とある教授は時々修士の指導をしているが、本当に指導しているんだろうかと疑問に思う。
今年も、修了生をひとり出したが、すごい・・・ガラスの論文・・・いゃ、強化ガラスならいいんですけどねw
まず、何を調べたかったのかが結論部分からわからないのだけれど、本人曰く、看護職と介護職との協働について調べたかったらしい。その協働の何を調べたかは不明。
で、用いた調査手法が、インタビュー。分析手法が、KJ法。
この時点で、????って感じですよね。
ちゃんとKJ法の訓練を受けたわけではないことは言うまでもない。
介護現場で、看護職、介護職、管理職に質問した内容を、カテゴリー別にすることなく、一緒くたに全ての項目をラベルにしてKJ法で整理したとな。
うーん。
まず、インタビューで同じ質問項目を聴き取ったといっているのに、KJ法を使ったってことは、半構造化されていなかった。仮説がなかったってことですよね。
そういえば、行政関連の情報整理はあったけど、既存理論の整理(おそらく彼の場合、専門職間の協働なのでプロフェッション論あたりが妥当)がなかったような・・・おう!
しかも、直接サービス職と管理職で違う質問項目を立てているのに、ラベルを同じ扱いにしている。おう!
なんだかなぁ。。。
論文とも、調査報告とも、なんとも表現しがたいこの感じ。修士号、あげちゃうんだ・・・
いやね。COMEXの修論もひどかったですよ;
既存研究の整理はほとんどしていなかったし・・・、記述の厚みも足りていなかったし。でもさぁ、ってぐらい・・・なんですわ。