久しぶりの2人暮らしに戻る。
料理の途中で、抱っこ~と来る娘に、ちょっと待ってて、とぬいぐるみをとってきてもらうことに。
全ての材料を火にかけたところで、約束どおり抱っこ。
やけに、おとなしい。
やけに、すなお。
娘の成長は著しいので、成長して待てる時間が長くなったのだろう。でも、それだけではないだろう。
2人暮らしってことを、ちゃんとわかっていて、娘なりにがんばっているのだろう。
実家にいたときは、私がダメなら母、母がダメなら父と、甘える対象は3人いた。もちろん、一人遊びもするけれど、時々、顔色をうかがいにきたり、甘えにきたり、たしかめにくる。
行き先が1人だけになったことを幼いなりに理解しているのだろう。
そんな娘をみると、泣きたくなる。
がんばらせすぎているのではないか。申し訳なく思う。
抱きしめて、なぜかを話して、たくさんキスをしてあげることしかできないことに、悲しくなる。
私と娘には、今のところ2人で生きていくしか道はない。
だから、がんばるよ。
だから、がんばろうよ。
2人でも、2人なりにとてもステキに毎日が送れて、2人だからできることもたくさんあるはずだから。自分に言い聞かせながら、娘を腕枕しながら、娘の布団でしばらくお話。
重たくなった娘の体に、幸せと、切なさと、ゴメンねのキス。