「ストリートチルドレンを考える会」で行っている手紙の交換のため、少女達から返事を受け取る作業をしている。昨日夜遅くに帰ってきたAに、返事を書くようにお願いしたところ、寝る間もなく、子供といる時間さえ短くなっているなか、丁寧に返事を書いてくれた。朝7時の出勤前にそれを受け取ると、少し泣けてきた。彼女は、仕事と学校とを両立し、さらに子育てに励んでいる。朝、食事も取らずに施設でやらなければならない担当分の掃除をこなして、子供と話をしてから、そそくさと家を後にした。
子供と彼氏と自分の将来を描き始めた子が、将来のために必要とする努力をし続けている。疲れ果て、時に嫌になることさえあるだろうに、それでも、頑張ってくれている。
頑張らねばならないのは、私達のほうなのに。十分に何かをしてあげることのできない施設で、彼女達の頑張りを支えに、もう少し、私も頑張ろう。