保育園に迎えに行って、滑り台をするというのでいつものように少しだけ園庭での遊びに付き合う。
滑り台をするといったのにもかかわらず、娘が走って向かったさきはブランコだった。
足をのばして爪先立ちして、ぐぐぅっと後ろまで行ってから、よぃっとお尻を乗せる。
動きがゆっくりになってきたら降りて、繰り返すのが今までのブランコだった。
それが、よぃっとお尻を乗せた後に、「のばす!まげる!のばしゅ!まげる!のばす!…」と呪文のように繰り返しながら、足をぴょこぴょこさせているではないですか。
今まで私がよこで言っていたことを自分で口にしながら、要領を得たといわんばかりに行動が伴って、ブランコのスピードが少しだけ増す。
ちょっと得意げな顔。失速しないブランコ。
まだまだ上手ではないし、乗ったときに呪文と動作を共にさせるので、息が続かなくなると動作もとまり、タイミングを失って動作を再開できないという、なんともチャーミングな状態。
それでも、降りる頻度がへって、ブランコに乗っているなぁって感じが出てきました。