娘は、歌うのが好きだ。腹ペコあおむし、サザエさん、ドラえもん・・・いろんな歌を歌っている。だが、どれも皆、歌詞がうろ覚えで、いや、意味を知った上で歌えているところはしっかりしているのだけど、叙述的で、抽象的な部分は意味を理解できないらしく、適当に聞こえたように歌っている。
ほーらお、ヘルシー、飛びたいなー→そーらを、じゆうに、とびたいな~♪
そう、聞こえているらしい。ということがわかるが、全く意味がわかならい文章だ。
だけど、確かに、空を自由に飛ぶというのは、子どもが言葉を覚える上で具体的に接する事実ではないので、難しい日本語になって、知っていそうな音としてとらえたり、完全にメロディとかして覚えたりするのだろう。
それ自体、面白いことだ。
だが、どうも、歌詞には興味がなく、音遊びをしているときなどは、ちゃんと意味が通る替え歌を歌う。
「犬のおまわりさん」の替え歌には、ちょっとドキッとさせられた。
♪おうちーを、聞いてもわからない。まじめーに、聞いても、わからない。わんわんわわーん・・・♪
そりゃ、真面目に聞いても、迷子だからこえられないんだろうさ。でも、たしかに、名前を聞いてもわからないって回答に対しては、「真面目に答えて」と促したくなるよね。そして、「まじめに」っていわれたのに猫が「わからない」なんて答えたにゃぁ、dog & cat状態でしょうなぁ・・・
替え歌の歌詞を深読みすれば深読みするほど、面白くて笑える。