保育園に娘を迎えに行ったら、今にも泣き出しそうな表情で、他のお迎えのお母さんと子どもを見ながら待っている娘がいる。お迎えのお母さんがひと段落すると、また遊び出せるが、誰かが迎えに来ると、寂しさから遊びを中断して私を探す。
保守的な土地柄、延長保育時間も短いこともあって、延長保育で残っている子どもの数はそれほど多くない。だから、今か今かと待ちわびて、私の番はいつ来るんだろうと寂しくなって、かなしくなって、その番がようやっとめぐって来たときには、半泣き状態になるわけだ。
私の元に走りよって来る娘を両手一杯広げてお迎え。
ぎゅーッと強く抱きしめて、ちゅう、好き好きとしたら、娘は笑顔。私から離れても安心できるまで、ほんの少しお腹の上でうだかれて、甘えて、また、自分から何処かにいけるようになったら、帰宅の途に付く。