ヘレン・ピアス、「ねずみのいえさがし」童話屋
賛否両論な絵本。
ねずみがあちこちに行くというのがおもしろい。一方で、写実による表現にも関わらず、ねずみの生活の理解を欠いた、現実感のない表現がとても痛々しい。しかも、家を探していたねずみの行き着くさきがドールハウス(借り暮らしのほうがもっとマシなエンディングだwww)。
戸建て思考のお国柄、出身「階級」が出ているのは言うまでもないが、このご時世に、それはないだろう、ってエンディングにびっくり。
おもしろいっちゃ、おもしろいけど、読み方を考えないといけない絵本ですなぁ。