娘が最近、手袋をはずしたり、両手でおもちゃをつかんで遊んだりすることができるようになり、もう少しで寝返りを打てそうになった。
おかげで、目を離せず、まともにご飯を食べることもできない。シングルマザーって、それなりにやっぱり大変なのね。
特に、湿疹が治りかけということもあり、かゆみが一層ましていることもあって、目を離すときは手を縛るか、遊びに一生懸命になっていてすべてを忘れているときか、本当にほんの数秒でできる行為のときのみに限られる。
あまり長時間手を縛っているのも発達によくないので、授乳をミルクに切り替えたこともあり、娘優先でしばらくは生活するしかなさそうだ。
大変な一方で、発達に伴い、言葉の意味を理解し始めているのと、難語が意味をもちはじめていることから、彼女の中で意味世界が広がりを見せだしているので、とても面白い。
遊びの最中や、遊んでほしいとき、遊んでくれる人に対してはその時々声色や話し方を変えてぶーぶーと話をしている。こちらの「楽しい」「好き」「ふらゆら」「ばたばた」「にこにこ」「掻かない」「びっくり」といった言葉に対しては手足を動かしたり表情を豊かにするなどの行為で返すようになってきた。
言葉による意味世界が広がり始めた彼女のやわらかい身体。
そのやわらかな部分に、暖かな意味世界を築いてあげたい。
暖かな言葉に包まれて、寒く厳しいこの世の中に出て行けて、凍える人々に暖かい言葉の毛布をかけてあげられるような子どもになるように育てていきたい。